在宅医療

在宅医療の考え方

病院では医療側が医療の場を提供し、療養者は「患者さん」として検査や治療を受けます。 しかし、退院されてご自宅に戻られると療養者は「患者さん」ではなく、「お父さん」や「お母さん」、「主人」や「主婦」として生活をされています。
そこには、今まで築かれてきた家族関係や家族の考え方、歴史があるので、そこに入っていくわれわれ医療者は外からご本人やご家族を客観的にながめる「観察者(あるいはお客さん)」や一方的に指導を行う「指導者」であっては本当の意味で生活を支えていくことは困難となります。

病院での医療はおもに「なおす医療」ですが、在宅医療は「支える医療」です。生活を支えるとは少しおこがましいかもしれませんが、ご本人、ご家族と一体となって生活や生き方についてともに考えていくことが重要だと思っています。その一環として、訪問診療中白衣はいっさい着用いたしません。なぜならば、白衣は医師・患者関係の象徴であり、ご本人・ご家族との何でも話し合える関係を阻害するものであると考えているからです。

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医療法人理智会 たなか往診クリニック

  • 院長 田中 誠
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